【展望】青葉賞
- 2010年 4月 29日
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東京11R 青葉賞(芝2400m)
若葉Sでヒルノダムールを捩じ伏せたペルーサ。激流による前半の負荷を考慮すればヒルノダムールのほうが強い競馬をしたという評価は今も変わりません。しかし、徐々に位置取りを上げていき、長く良い脚を使って勝ったペルーサもまた、強い馬であるというのも事実。若葉Sには-14kgで出走しており、かなり仕上がっていたのでは?と考えていましたが、むしろ前々走の500万下の時が若干太め残りだったのではないかと、治郎丸さんからの指摘。確かにこのレースはあっぷあっぷでやや辛勝といった感じでしたね。絞って挑んだ若葉Sを勝利して、皐月賞は回避。ダービーに向けて、藤沢調教師の仕上げにも抜かりはないはずです。ただし、このメンバーならこちらが度肝を抜かれるほどの圧勝をしてくれないとダービーには繋がらないでしょう。また、ペルーサが「いい負け方」をするにしても、ヒルノダムールにとっての若葉Sのように、厳しい試練が課された上での強い負け方でなければ、ダービーで狙いたいとは思いませんね。
さて、今年の青葉賞をそんなワクワクするようなレースにしてくれそうな馬が1頭出走してきます。若葉Sでペルーサやヒルノダムールとも対戦したコスモエンペラーです。デビューから3戦は丹内騎手を鞍上に中途半端な競馬で凡走がつづきましたが、それまでのレースを見て「この馬は先行させたほうがいい」と判断したクラストゥス騎手がマイペースの逃げを打ち、4戦目にしてようやく未勝利勝ち。つづく寒竹賞でも同じ競馬を試みようとするも上手くスタートが切れず、好位の馬込みで控える競馬を試しますが、最後は伸び切れずに4着。そして、5戦目の東京2400m戦。絶好の1番枠を引き、前が止まらない高速馬場を味方につけ、前半1000m通過59.3秒のペースで後続を10馬身以上引き離す大逃げを打ち、まさにクラストゥス騎手が思い描いていたであろうイメージどおりの勝利を収めました。
デムーロ騎手に乗り替わって挑んだすみれSでは、再び好位で控える競馬で4着に負けてしまいました。レース後のデムーロ騎手のコメントは「もう少し早めに動いて行った方が良かったのかも」というもの。そしてむかえた若葉S。
若葉S(阪神芝2000m)
12.1-10.5-11.9-11.9-12.1-12.2-12.3-12.5-12.3-12.1(34.5-48.5-36.9)
1着 ペルーサ[9-8-7-4](36.9-47.3-35.7)
2着 ヒルノダムール[5-5-5-4](36.1-48.0-35.9/0.1)
3着 マコトヴォイジャー[8-8-8-8](36.8-47.5-35.8/0.2)
5着 コスモエンペラー[4-4-2-1](35.7-47.3-38.5/1.6)
「早目に動いて欲しいとの指示。展開が厳しかったことを考えればよく踏ん張ってくれているんですが」(丹内騎手)
ヘイヘイヘイ! 丹内騎手! いくら指示が出ていたとはいえ、愚直過ぎじゃない? それにその体内時計とペース判断力、大丈夫ですかー!? ま、それはさておき、コスモエンペラーが「展開が厳しかったことを考えればよく踏ん張ってくれている」というのは確かでしょう。これだけ厳しいラップを踏んで掲示板を外さなかったのは立派のひと言。激流経験は、馬の能力を覚醒させることがしばしばあります。大逃げで勝ったあの東京芝2400mに舞台が替わり、ペース判断老獪な松岡騎手を鞍上に迎えて挑む青葉賞。上がりの競馬に適性がないのはこれまでのレースではっきりしており、コスモエンペラーがここを勝つには「単騎逃げ」というカードしか残されていません。勝ち負けはともかく、展開を読む上でも注目しておきたい1頭です。
僕は昨年の青葉賞で逃げ馬のタイフーンルビーを狙って撃沈していますので、今年もまた逃げを打つであろうコスモエンペラーを狙うかどうかは正直悩ましいところです。うーん、どうしよう。