2010年 4月 の記事

【展望】青葉賞

東京11R 青葉賞(芝2400m)

若葉Sでヒルノダムールを捩じ伏せたペルーサ。激流による前半の負荷を考慮すればヒルノダムールのほうが強い競馬をしたという評価は今も変わりません。しかし、徐々に位置取りを上げていき、長く良い脚を使って勝ったペルーサもまた、強い馬であるというのも事実。若葉Sには-14kgで出走しており、かなり仕上がっていたのでは?と考えていましたが、むしろ前々走の500万下の時が若干太め残りだったのではないかと、治郎丸さんからの指摘。確かにこのレースはあっぷあっぷでやや辛勝といった感じでしたね。絞って挑んだ若葉Sを勝利して、皐月賞は回避。ダービーに向けて、藤沢調教師の仕上げにも抜かりはないはずです。ただし、このメンバーならこちらが度肝を抜かれるほどの圧勝をしてくれないとダービーには繋がらないでしょう。また、ペルーサが「いい負け方」をするにしても、ヒルノダムールにとっての若葉Sのように、厳しい試練が課された上での強い負け方でなければ、ダービーで狙いたいとは思いませんね。

さて、今年の青葉賞をそんなワクワクするようなレースにしてくれそうな馬が1頭出走してきます。若葉Sでペルーサやヒルノダムールとも対戦したコスモエンペラーです。デビューから3戦は丹内騎手を鞍上に中途半端な競馬で凡走がつづきましたが、それまでのレースを見て「この馬は先行させたほうがいい」と判断したクラストゥス騎手がマイペースの逃げを打ち、4戦目にしてようやく未勝利勝ち。つづく寒竹賞でも同じ競馬を試みようとするも上手くスタートが切れず、好位の馬込みで控える競馬を試しますが、最後は伸び切れずに4着。そして、5戦目の東京2400m戦。絶好の1番枠を引き、前が止まらない高速馬場を味方につけ、前半1000m通過59.3秒のペースで後続を10馬身以上引き離す大逃げを打ち、まさにクラストゥス騎手が思い描いていたであろうイメージどおりの勝利を収めました。

デムーロ騎手に乗り替わって挑んだすみれSでは、再び好位で控える競馬で4着に負けてしまいました。レース後のデムーロ騎手のコメントは「もう少し早めに動いて行った方が良かったのかも」というもの。そしてむかえた若葉S。

若葉S(阪神芝2000m)
12.1-10.5-11.9-11.9-12.1-12.2-12.3-12.5-12.3-12.1(34.5-48.5-36.9)

1着 ペルーサ[9-8-7-4](36.9-47.3-35.7)
2着 ヒルノダムール[5-5-5-4](36.1-48.0-35.9/0.1)
3着 マコトヴォイジャー[8-8-8-8](36.8-47.5-35.8/0.2)

5着 コスモエンペラー[4-4-2-1](35.7-47.3-38.5/1.6)
「早目に動いて欲しいとの指示。展開が厳しかったことを考えればよく踏ん張ってくれているんですが」(丹内騎手)

ヘイヘイヘイ! 丹内騎手! いくら指示が出ていたとはいえ、愚直過ぎじゃない? それにその体内時計とペース判断力、大丈夫ですかー!? ま、それはさておき、コスモエンペラーが「展開が厳しかったことを考えればよく踏ん張ってくれている」というのは確かでしょう。これだけ厳しいラップを踏んで掲示板を外さなかったのは立派のひと言。激流経験は、馬の能力を覚醒させることがしばしばあります。大逃げで勝ったあの東京芝2400mに舞台が替わり、ペース判断老獪な松岡騎手を鞍上に迎えて挑む青葉賞。上がりの競馬に適性がないのはこれまでのレースではっきりしており、コスモエンペラーがここを勝つには「単騎逃げ」というカードしか残されていません。勝ち負けはともかく、展開を読む上でも注目しておきたい1頭です。

僕は昨年の青葉賞で逃げ馬のタイフーンルビーを狙って撃沈していますので、今年もまた逃げを打つであろうコスモエンペラーを狙うかどうかは正直悩ましいところです。うーん、どうしよう。

自制心が足りない

このブログを始めた年始から馬計簿をつけてきましたが、投資額を平均してみると、恐ろしいことに、ひと月7万円ものお金を馬券につぎ込んでいることになります。毎回怖々賭けていた昨年の今頃であれば現在の半分にも満たない額だったはずで、競馬に慣れてきたとはいえ、自分の予想技術や収入を考えると分不相応と言わざるを得ません。まだまだ修行も足りず、毎回強い確信を持って馬券を買っているわけでもないので、現在プラスでどうにか逃げつづけられているのは、4ヶ月という長いスパンで訪れたビギナーズラックに他ならないのではないかと考えているこの頃です。

日曜日に登録馬が発表され、月曜日には治郎丸さんと展望対談。仕事の昼休みや喫煙タイムごとにiphoneを睨んで分析に励み、帰宅してからは前哨戦を見直したり、本番のシミュレーションをしてみたり、的中馬券に狂喜する幸せな妄想を膨らませたりする火、水曜日。木曜日に出走馬が確定するとプレ予想を行い、枠順の確定する金曜日は仕事をさっさと終わらせ会社を飛び出し、深夜にかけて具体的な予想に取り組む――およそこのような一週間であるため、結果的には本命馬や狙い馬が人気で妙味のないレースだったり、予想に微塵も自信の持てないレースだったりしても、「せっかく予想したんだから」とそれなりの額を賭けてしまうんですよね。先週は土曜日に勝った時点で引き下がるべきでした(特にアルデバランSは賭けなくてよかったレースだったはず)。要するに、今の僕には自制心が足りないのです。

僕の競馬の先輩たちはさすがで、今年の3歳牝馬番付(「今年のクラシック戦線について語りました(牝馬編)」)でサンテミリオンを横綱指名していたスカイポットさんは、フローラSを“”されましたし(皐月賞につづき、このレースもまたほぼ天星指数どおりに決まりました!)、皐月賞ではエイシンフラッシュを見事に狙い撃ちされたでぃらんさん(「ローランの歌」)は、週の早い段階で「今週は見します」と決断されることがよくあります(あ、春天の本命馬がすごい!)。エノさん(「あの仔に夢中」)は単勝の哲学を貫きますから、己の筋道が通ったここぞという馬によるここぞというレースで一撃必殺。昨年のJCを一緒に観戦した同じ職場の競馬の先輩イシザキさんは、資金を予め今日はいくら使うと決めて挑み、前日にしっかり予想してきたにもかかわらずかなりのレースを見して、その分の資金を自信のあるレースに回していました。その時、僕に言った一言が、「仮に負けてもこうして競馬場で一日楽しめた。コンサートを見にきたと思えば安いもんだろ」。うーん、みなさん大人だ。

さて、来週からいよいよ待ちに待ったGI祭に突入です。面白そうなレースがたくさんありますね。

5/1 青葉賞
5/2 天皇賞(春)
5/8 京都新聞杯
5/8 新潟大章典
5/9 NHKマイルカップ
5/15 京王杯スプリングC
5/16 ヴィクトリアマイル
5/23 オークス
5/29 金鯱賞
5/30 日本ダービー

誘惑は果てしありませんが、若駒戦をずっと見てきた僕にとっては、一年間の集大成としてオークスとダービーを的中させるのが最大の目標。しっかり自制心を働かせて、前半でうまく資金を稼ぎ、ダービーでは大勝負を打ちたいと思います。

【馬計簿】2010年4月

4/3 マーガレットS 投資15400円/回収0円
4/4 ダービー卿CT 投資6000円/回収0円
4/4 産経大阪杯 投資1300円/回収0円
4/10 ニュージーランドT 投資5600円/回収0円
4/10 阪神牝馬S 投資5300円/回収0円
4/11 忘れな草賞 投資600円/回収0円
4/11 桜花賞 投資6000円/回収0円
4/11 キョウエイマーチM 投資600円/回収0円
4/17 読売マイラーズC 投資4000円/回収0円
4/18 皐月賞 投資21000円/回収91800円
4/24 福島牝馬S 投資4000円/回収0円
4/24 オーストラリアT 投資3100円/回収11130円
4/24 メトロポリタンS 投資2000円/回収16300円
4/25 アンタレスS 投資5000円/回収0円
4/25 フローラS 投資5500円/回収1660円

2010年4月:投資85400円/回収120890円(回収率141%)
2010年度total:投資284100円/回収547870円(回収率192%)

【予想】フローラS

東京11R フローラS(芝2000m)

サンテミリオンとブルーミングアレーの一騎打ちと見たいところでしたが、両馬ともに不利な外枠を引いたことで、予想はちょっと自信がなくなりつつあります。注目のアグネスワルツは、剥離骨折の休み明けであるにもかかわらずかなりの人気ですから、ヒモの1頭に留めたいと思います。

本命はブルーミングアレーに打ちます。赤松賞は桜花賞馬アパパネの2着、エリカ賞は皐月賞3着馬エイシンフラッシュの2着と、闘ってきた相手の格を考えれば、ここは負けられない一戦です。2000mという距離も東京コースもすでに経験済みというのも心強く、外枠をどう捌くかが不安ですが、そこは松岡騎手を信頼します。

相手探しですが、重要なポイントになりそうなのは、フラワーC組と君子蘭賞組の評価でしょうね。まず、フラワーCですが、勝ち馬のオウケンサクラが桜花賞の2着馬、2着のコスモネモシンがフェアリーSの勝ち馬であることから、レースレベルは高かったと判断して間違いないと思います。オウケンサクラはスローペースにも後藤騎手の好判断にも恵まれましたが、最も強い競馬をしたのは加速していくラスト3Fを4角7番手から懸命に追い上げたコスモネモシンでした。

さて、そのフラワーC組からの出走はサンテミリオンとベストクルーズの2頭。ベストの直後にサンテとコスモという位置取りで進んだフラワーCですが、少々外を回したにせよ直線に入ってからはスムーズに追い出すことのできたベストクルーズは力を出し切ったと思います。対するサンテミリオンは、横山騎手もスプリングSの勝利インタビューで述べていたように、思い通りのポジションが取れなかったことが惜しまれますが、勝負どころで前が開かず追い出しも遅れ、それでいて後ろからベストクルーズを交わしたわけですから、この2頭についてはサンテ>ベストで決着はついています。

あ、ただし、ベストクルーズは「ブサ可愛さ」が愛くるしいので無条件で買います(笑) 勝ち切るのは難しいと思いますが、稍重の阪神芝1800mで行われた未勝利戦のような前目での競馬を田中勝騎手が試みてくれれば、3着に粘り込むチャンスは充分にあると思っています。ただ、後方からになると厳しいでしょう。

一方、君子蘭賞組からは、アマファソン、フラムドール、トシザマキ、マシュケナーダ、メイショウスズランが出走してきます。

ちょっと話は逸れますが、昨日行われたムーニーバレーRC賞で、若葉Sでペルーサの3着ということで断然の1番人気に推されたマコトヴォイジャーがまさかの惨敗を喫してしまいましたね。その若葉Sは36.1-48.0-35.9という一貫ラップの極めて厳しい消耗戦でした。終始好位で凌いだヒルノダムールは皐月賞2着と健闘したのに対し、負荷のかかった前半は控え、4角8番手から3着まで伸びてきたマコトヴォイジャーがその後惨敗してしまったことを考えると、同じように前半楽をしているペルーサの「ヒルノダムールに完勝だった」という世間の評価はますます疑わしくなってくるわけですが……。

それはさておき、今年の君子蘭賞。阪神芝1800m外回りにしてはめずらしく、35.7-36.2-36.3の前傾ラップで、中盤もほとんど緩むことがありませんでした。1.48.2秒という走破時計もかなり優秀(昨年の君子蘭賞や毎日杯と比べても遜色ありません)。レベルは若葉Sには及びませんが、それでも先行馬への負荷はかなりのものだったはずです。そう考えると、4角14番手から13頭を差し切ったアマファソンは、完全にマコトヴォイジャーのように展開が嵌ったパターン。今回は凡走の可能性が高いと見ます。後ろから届かなかったトシザマキとマシュケナーダにも同様の解釈が可能で今回は軽視します。

反対に、君子蘭賞で最も強い競馬をしたのは間違いなくフラムドールですね。4番手で終始外々を回されていましたし、最後の叩き合いでももうひと伸びして勝ち馬に喰らいつく根性には見どころがありました。同じように先行して3着のヤマニンソルファが、次走の忘れな草賞で2着と健闘していますし、それよりフラムドールのほうが強い見立てなので、ここでも勝ち負けを期待したいと思います。

◎(14)ブルーミングアレー
○(8)フラムドール
▲(15)サンテミリオン
△(3)ベストクルーズ
×(5)(7)(9)(16)

馬連 (8)=(14) 1500円
馬連 (14)=(15) 1500円
ワイド (8)◆(14) 1000円
3連複フォメ (14)→(3)(8)(15)→(3)(5)(7)(8)(9)(15)(16) 100円×15点

【予想】アンタレスS

京都10R アンタレスS(ダ1800m)

週の始めに登録馬を眺めたときはずいぶん豪華なメンバーが揃ったなぁ!とわくわくしていたのですが、アドマイヤスバル、マコトスパルビエロ、エーシンモアオバー、マチカネニホンバレに加え、ワンダーアキュートまでが回避してしまい、当初に比べるとちょっと寂しいメンバー構成となってしまいましたね。必然的にレベルの高い4歳の有力馬3頭に人気も集中し、妙味的にも微妙な一戦。

人気どおりですが、トランセンド、フサイチセブン、シルクメビウスで勝負。◎トランセンドと○フサイチセブンの馬連を厚めに。穴馬をピックアップすることも考えましたが、ちょっと手が広がり過ぎてしまいますね。休み明けで脚質的にもポカがありそうな▲シルクメビウスですが、一方で、全馬をまとめて差し切ってしまう可能性も充分に秘めています。穴馬が嵌る確率とシルクメビウスが好走する確率を天秤にかけると、後者の可能性が高そうです。ダートはあまりしっかり観ていないので、穴馬をピックアップする自信がそもそもないのです。◎○▲もレースを観た印象のみで印を打っていますので、正統な予想とは言えませんね。

あと、気になることと言えば、池江厩舎の4頭出し。しかし、4頭って……。多頭出しは人気薄を狙えというセオリーどおりに穴馬をピックアップすると、最低人気のピイラニハイウェイに行きつくわけですが、まさかねぇ。ただ、決して弱くはない馬なので、ちょっと遊びで拾っておくのも面白そうではありますね。

最後に笑うのは本命党か穴党か!?

◎(12)トランセンド
○(13)フサイチセブン
▲(5)シルクメビウス
△(8)ピイラニハイウェイ

馬連 (12)=(13) 3000円
3連単フォメ (12)→(5)(13)→(5)(13) 600円×2点
3連単フォメ (5)→(12)(13)→(12)(13) 300円×2点
3連単フォメ (12)→(5)(13)→(8) 100円×2点

【結果】2010/04/24(土)3鞍

昼から急用で外出しなければいけなくなったので、しっかりとは予想できず、運まかせで以下の馬券をpatで購入。

東京11R メトロポリタンS(芝2400m)

人気のトウショウウェイヴやトリビュートソングに本命を打つのは何か違うと思うので、結局ナカヤマフェスタとトップカミングを信頼。強くは勝負に出られないので3連単フォメを少し。ナカヤマフェスタはよくパドックや返し馬で、薬をやりすぎちゃったみたいに痙攣してることがありますが、そんなときに意外と走る気がします。前走は妙に神妙な様子でしたが、今回はどんな様子だったのでしょうか? とりあえず復調に乾杯!

◎(10)ナカヤマフェスタ
○(4)トップカミング
▲(6)ケイアイドウソジン

3連単フォメ (10)→(4)(6)→(1)(4)(6)(8)(11)(12) 100円×10点
3連単フォメ (4)(6)→(10)→(1)(4)(6)(8)(11)(12) 100円×10点

baken20100424tokyo11R

京都10R オーストラリアT(芝1200m)

セブンシークィーンは人気し過ぎていて、グッドキララは軸にはしにくいので、コスモベルの相手には実力の割に斤量の恵まれたサンダルフォンを選びました。ファリダットは消えると思うので、ヒモにぎょっとするような馬が突っ込んでの大波乱を期待し、ワイド替わりに3連複2軸総流しを購入。まずまずの配当でした。

◎(2)コスモベル
○(8)サンダルフォン

単勝 (2) 500円
複勝 (2) 1000円
3連複2軸流し (2)(8)→総流し 100円×16点

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福島11R 福島牝馬S(芝1800m)

大波乱間違いなしで、調教入念だったピエナビーナスがどうにか入着してくれることばかりで頭の中が一杯でした。わくわくしながら3頭から3連複総流し。3鞍中いちばん自信があったのですが、レジネッタかぁ……。ほんと福島の中舘騎手は恐ろしいですね。

◎(1)チェレブリタ
○(4)ウェディングフジコ
▲(6)ピエナビーナス

3連複フォメ (1)(4)(6)→(1)(4)(6)→総流し 100円×40点

【展望】2010/04/24(土)3鞍

東京11R メトロポリタンS(芝2400m)

ダービー4着のナカヤマフェスタと日経新春杯2着のトップカミングの一騎打ち、と思いたいところですが、どちらも前走の惨敗が不可解で体調に問題ありの可能性が高いのではないでしょうか。ナカヤマフェスタはダービーの反動がまだ抜け切っていないのかもしれません。ポリトラックから坂路へ調教を切り替えなかなかの好時計を計時しており、鞍上に善臣先生を迎え、ここで巻き返してくるかどうか非常に楽しみではありますが、おそらく好走か凡走か結果ははっきりと白か黒かに分かれそうで軸にはしにくいですね。トップカミングも、トウショウウェイヴに完敗だった前々走の白富士Sでは直線でハミを取らず、前走の京都記念では3角で寄られる不利はあったものの、最後はジリジリとしか伸びませんでした。使い詰めの疲労が出てきているのかもしれません。

順調であればこの2頭から攻めたいところですが、このレースは静観するのが妥当かな。この2頭への期待と不安はオッズにも表れるはずで、トリビュートソングとトウショウウェイヴがたぶん人気になりますよね。妙味で狙うなら、マイペースで逃げられそうなケイアイドウソジンの逃げ粘り、軽ハンデのレッドアゲートの日経新春杯3着の再現、御堂筋Sではいちばん強い競馬をしたシグナリオの一発でしょうか。3連複7頭ボックス!? それならほどほどに人気の落ちてきたナカヤマフェスタの単複を買ったほうが潔い気もします。うーん、難しい。

京都10R オーストラリアT(芝1200m)

昨年の高松宮記念の本命馬だったコスモベルから入ります。逃げるセブンシークィーンの番手から悠々と押し切ってのオープン勝ちに期待。コスモベルの単複。前残りを狙うのも一興。グッドキララは四位騎手に乗り替わってから控える競馬である程度の進境を見せましたが、同じ競馬だとファリダットやマルカフェニックスには勝てないでしょう。川田騎手が大外枠から思い切った先行策を打てばちょっと面白そうです。コスモベルからセブンシークィーンとグッドキララへのワイドを少し、かな。

福島11R 福島牝馬S(芝1800m)

逃げるだろうブライティアパルスに、ショウナンラノビア、ウエスタンビーナス、キシュウグラシア、ブラボーデイジーと先行馬が多数。ペースはスローには流れないはずなので、中山牝馬Sの上位馬が再び好走するのではないかと考えています。つまり、チェレブリタウエディングフジコが依然有力。穴ならクイーンSの再現でピエナビーナス。想定以上にペースが厳しくなれば、福島マイスター中舘騎手のレジネッタ、忘れた頃に差してくるマイネレーツェル、ムードインディゴ(ただし鼻出血後の休み明けはどうか)が嵌る可能性が出てきそうです。厳しい流れで内側の芝の荒れが激しければ、外からコロンバスサークルが突き抜ける可能性も。いずれにしても、馬場コンディションと展開をどう読むかがポイントでしょう。波乱度の高いレースになりそうなので、高配当狙いの3連複フォーメーションで宝くじ馬券を購入したいと思っています。

2010年皐月賞観戦記

2009年皐月賞。

◎(1)ロジユニヴァース
○(18)リーチザクラウン
▲(7)ナカヤマフェスタ
△(14)アントニオバローズ

馬連 (1)=(18) 10000円
枠連 (1)=(8) 8000円
3連単フォメ (1)(18)→(1)(18)→(7)(14) 5000円×2点
3連単フォメ (1)(18)→(7)(14)→(1)(18) 1000円×2点

的中させて手にする予定の配当は約50万円。僕は勝つ気満々で、前日の土曜日に有楽町のビックカメラへおもむくと、iMacとAdobeのDTPアプリを突発的に購入。現金40万円をその場で支払い、タクシーに戦利品を積み込んで自宅へ悠然と持ち帰った。本当に馬鹿な奴! アンライバルドをメイチで切れなかった弱さが、訳のわからない枠連8000円にも表れていて、恥ずかしいったらありゃしない。ひと月後のダービー。ずっと消し続けてきたアンライバルドに安易な本命を打ってしまうという大失態を演じる。自分が世代最強と信じた馬たちで固めた皐月賞だったはず。信念を曲げることなく、ダービーでも同じ馬に同じ印を打ち、同じ馬券を買ってさえいれば、手にした配当は1000万円を超えていたはずだった……。

このときの悔しさは一生忘れられないだろう。

馬券には、恐ろしいほど人物が出る。個性・生き方・競馬に対する姿勢など、その人の全てが凝縮されて馬券に表れてしまう。「勝つことがすべて」ではない。勝ち負けは後から付いてくるものであって、勝ち負けにこだわって縮こまってはいけない。こだわるべきなのは、自分にしか買えない馬券を買うことなのである。(治郎丸敬之『馬券のヒント』、p.3)

治郎丸さんによるこの一節を胸に刻んで、何とか踏ん張ってこれた2010年。明日はいよいよリベンジの時。買いたい馬はずいぶん前から決まっていたのに、昨年の悔しさを再び噛みしめていたからだろうか、気がつくと朝の6時だった。昼過ぎまで仮眠をとって、中山競馬場へ向かった。

中山に着いて間もなく、「Classic Report」のりゅうさんから到着したとの連絡が入る。パドック付近で落ち合って、「馬流天星」のスカイポットさんが朝から並んで確保してくれたスタート付近の芝生へ向かい合流。「Keiba Park blog」「若駒分析ナビゲーション」のたまバスさんとはお久しぶりの、「勝ち組の勝利指針」の川島さんとは初めましての挨拶を交わし、しばらくして「ガラスの競馬場」の治郎丸さんが到着。おお、素晴らしくコアなメンバーが揃ったなぁ。

初めてお会いした川島さんには、実は「馬ペパ!」(Worksをご覧ください)で記事を組ませて頂いたことがあり、締切よりもかなり早い段階で入稿してくださったことや記事の分量がドンピシャで助かったことを思い出した。そうそう、1号で終わってしまった「馬ペパ!」だけど、36時間不眠不休でヘロヘロになりながら完成させたのはちょうど去年の今頃。その幻の第1号は「皐月賞SPECIAL」だった。「馬ペパ!」をプロデュースしたたまバスさんに、データアートを寄稿して頂いたスカイポットさんもいて、僕はますますリベンジモードに。今日馬券で勝つのはもちろんのこと、「馬ペパ!」廃刊の雪辱は新しい競馬雑誌を創刊することで果たすのだ!

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野次と声援のボリュームが急激に上がり、皐月賞のゲートが開いた。本命を打ったヒルノダムールだけを凝視する。かなり後方に控えたことだけは確認できたが、途中からどこにいるのか分からなくなった。うーん、中団前目くらいで運んでほしかったのだが、ちょっとやばいかも。ヴィクトワールピサもどこにいるのかまったく見えないまま、馬群が4コーナーをまわり、僕たちの前を通り過ぎていく。あれ!? ヒルノダムール後ろ過ぎ!? 結局ゴールしてもどうなったのか分からないまま、後ろのガキどもの「何だ岩田かよ~。俺、ヒルノダムール買ってねぇし、つまんねぇ結果ぁ」という溜息まじりの捨て台詞を耳にして、心の中で静かにガッツポーズ。ヒルノダムール、「ズキューン!」と伸びてくれたみたい。

その後、用事のあるたまバスさんと別れ、残りのメンバーで西船橋駅付近の隠れ家的な居酒屋へ移動。大勝を収めた川島さんのおごり(ご馳走さまでした!)で13R→14Rと祝勝会はつづき、ここではとても書き切れないほどの競馬話で盛り上がった。みなさん、お疲れ様でした!

それぞれの皐月賞観戦記&回顧はこちら。

たまバスさん「【コラム】皐月賞観戦記
りゅうさん「夢見心地のライブ観戦
スカイポットさん「週初展望の回顧<皐月賞>」「皐月賞の写真
治郎丸さん「肉食系男子」「中山競馬場のベストポジション

帰りの電車の中で考える。ダービーまであとひと月余り。ヴィクトワールピサは依然有力だ。ダノンシャンティとサンライズプリンスだけはちょっと気になる。でも、ダービーで本命を打つ馬は自分の中で今日決まった。

◎ヒルノダムール
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all photos by Tamabas

【予想】皐月賞

中山11R 皐月賞(芝2000m)

僕が競馬を始めるとともに追いかけてきたロジユニヴァース・ブエナビスタ世代に比べて、2010年にクラシックを迎えるこの世代は、全体像がどうにも掴みにくいという印象があります。その原因のひとつとして、レースのほとんどがスローペースとなり底力の問われない流れになることが多いということが挙げられます。スローの好位差しなんかで勝った馬が、クラスが上がったり重賞になってまたスローペースで勝っちゃうと、確かに「底が見えない」ままですよね。じゃあその次どうなんだ?ってことになりますが、やっぱりスローで勝って「3連勝か、強ぇーな!」となる。しかしそのような幸運がいつまでもつづくわけもなく、厳しい流れのレースでコロッと負けてしまいます。ここにきてようやく「底(の浅さ)が見えた」というパターン。逆もまたしかりです。これまでにスローを3連勝してきたような馬が3頭出走してきたレースが、思いもよらぬ厳しい流れになりました。その結果、そのうち2頭は先行・失速・惨敗したが、残る1頭は厳しい流れを先行し、早めに動いて押し切る驚異的なパフォーマンスを披露しました。つまり、すばらしい「底(力)が見えた」というパターン。

皐月賞といえば、底力の問われる舞台で行われる底力の問われるレースです(今日のレースもぜひそうであってほしい)。野路菊S、毎日杯、共同通信杯、京成杯、すみれS、シンザン記念、エリカ賞、京都2歳S、ホープフルS、ラジオNIKKEI杯、若駒S、弥生賞……すべてスローの上がり勝負といっても過言ではないレースを経てここに出走してきた「底の見えない」馬たちは、あなたの「底」は「底の浅さ」と「底力」のどっち?と二者択一を迫ってくる過酷なレースにいったいどのように立ち向かっていくのでしょうか?

本命はヒルノダムールに打ちます。実は桜花賞の日から決めていました。京都の平坦コースで極上の切れ脚を見せた若駒Sの内容は、皐月賞ではなくダービーや菊花賞でこそ狙いたいと誰しもに思わせるに充分でしたし、単勝10倍前後のオッズもまたそれを物語っていますね。しかし、何といっても注目は前走の若葉Sでしょう。2着に敗れたためか、世間では、「ペルーサには完敗の内容だった」とか「やはり坂のあるコースは合わない」とか言われていますが、はたしてそうでしょうか。

若葉S(阪神芝2000m)
12.1-10.5-11.9-11.9-12.1-12.2-12.3-12.5-12.3-12.1(34.5-48.5-36.9)

テン3F通過が34.5秒、4F通過が46.4秒。マイル戦と見紛うようなこのラップは、中距離戦であることを考えれば間違いなく激流。ペルーサは先行馬に負荷のかかった前半は控え、勝負どころで勢いをつけましたから、展開的にも理想的な位置取りでの完璧な騎乗による勝利でした。-14kgで仕上がっていたことも勝因のひとつでしょう。対するヒルノダムールは、飛ばす先行勢にはついていかなかったものの、後方グループの先頭を追走し、自身が踏んだラップは36.1-48.0-35.9という一貫ラップ。2着とはいえ、この厳しい消耗戦を凌ぎ切ったのですから、皐月賞を勝ち負けできるくらいの「底(力)を見せた」と解釈したいですね。陣営も、もっとパワーを盛り込もうと明らかに坂路で負荷をかける調教へとシフトしてきました。藤田騎手には、多少外を回すロスがあってもいいので、何とか好位につけてほしいものです。「挑戦者の立場」で頑張るとのことですが、いえいえ、強気で乗ってください。スローなら極上の瞬発力で、厳しい流れになっても底力で押し切ってくれるはずです。

対抗には人気ですがまだまだ「底が見えない」ヴィクトワールピサを。これまでにまだ鞭一発しか入れられてませんし、二発以上打たれて、岩田ダンスで追われでもしたら(それはないか)、どれくらいの底の深さをこの馬は見せてくれるのでしょうか。また、個人的には岩田騎手がスランプから抜け出し自信を持つ日を心待ちにしています(流れが変わったのはワイドサファイアの放馬、アンライバルドでダービー惨敗あたりからでしょうか)。成績は決して悪くないのですが、最近は重賞を勝ってもインタビューのときの顔と挙動が明らかに変じゃないですか?

京都金杯 1着 ライブコンサート
岩田「思いのほかね、あのー……はい……一勝一勝勝ち星を増やしていこうと思います」(虚ろな笑い

平安S 1着 ロールオブザダイス
岩田「えー、まあ、すごくね、あのー、しっしっ、まあ、一頭分くらいしか入れないコースをね、馬がすごく闘争心を出してよく突っ込んでくれたと思います」(眉間に皺

阪急杯 1着 エーシンフォワード
岩田「まだまだね、この馬、なんか、もっと、ギアを持ってると思うんで、あのー、楽しみにして、いんでし、い、いいと思います」(魂の抜けた白い顔

武豊騎手の代打ということで岩田騎手がいま感じているプレッシャーは僕なんかには想像もつかないものです。しかし、これを克服できれば、僕が競馬を始めた頃の、勢いに乗って自信に満ちた岩田騎手を、勝利インタビューで目にすることができるのかもしれません。ヴィクトワールピサの底の深さと岩田騎手のブレイクスルーに期待しています。

◎(16)ヒルノダムール
○(13)ヴィクトワールピサ
▲(12)エイシンアポロン

単勝 (16) 3000円
馬単 (16)→(13) 1000円
馬連 (13)=(16) 5000円
ワイド (13)◆(16) 10000円
3連複 (12)(13)(16) 1000円

単勝 (16) 3000円
馬連 (13)=(16) 3000円
馬連 (12)=(16) 2000円
馬連 (12)=(13) 1000円
ワイド (13)◆(16) 10000円
3連単フォメ (13)(16)→(13)(16)→(12) 1000円×2点

baken20100418nakayama11R

【展望】皐月賞(外枠篇)

今年の皐月賞は、能力の抜けた有力馬に外枠が課されるハンデ戦なんだと自分を納得させようとするのですが、2桁番の馬だけで上位3頭が占められるってことはさすがになさそうで、予想にもだんだん自信がなくなってきました。さらに外枠で消す馬について。

(10) シャイン:シンザン記念ではガルボに、きさらぎ賞ではネオヴァンドームにそれぞれ大差をつけられての完敗。内枠のネオヴァンドームを僕は消しますので、当然この馬に印を打つわけにはいきません。

(11) エイシンフラッシュ:エリカ賞と京成杯を連勝していますが、ともに超スローペースを好位から差し切る競馬でした。しかし、道中あまり緩むことのない一貫ペースだった萩Sでは、先行したコスモファントムに完敗、逃げたテイラーバートンを交わすこともできませんでした。ここは厳しいと見ます。

(14) レーヴドリアン:先行有利の展開を後ろからねじ伏せる、未勝利戦や福寿草特別のパフォーマンスは見返してみてもやっぱり強いと思います。しかし、「今回も後方から」と陣営が明言しており、そんな丁半博打みたいな意識で、まさか本気でここを勝ちにきているわけじゃないでしょう。鞍上の豆もやしも信用できないので、積極的に狙いたくありません。2、3着の可能性は十分にあると思いつつも軽視します。

(15) ダイワファルコン:マイネルマルシェの2着だった前々走の府中マイル戦(3歳500万下)は稍重であることを考えればレベルの高いレースでした。重で行われた弥生賞ではロスなく立ち回って3着を確保し、一気の距離延長にも対応しましたし、内枠を引いていれば狙ってみたかったのですが。ただやはり前走10kg減と仕上がっていたようですし、外枠も良い材料ではありませんね。

(17) ガルボ:内枠なら大穴で面白かったのですが残念ながら大外。シンザン記念後は馬体回復のため間隔をあけており、休み明けでいきなり皐月賞というのは厳しいのではないでしょうか。馬体や追い切りVTRは素人目にも良く見えるのですが……。

ということで、2010年皐月賞は以下の4頭による争いであると結論します。

(12) エイシンアポロン
(13) ヴィクトワールピサ
(16) ヒルノダムール
(18) アリゼオ

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