【結果】
1着 ハンソデバンド[2-2-2](36.3-34.0)
2着 ダノンシャンティ[10-9-7](37.1-33.5/0.0)
3着 アリゼオ[3-3-3](36.6-33.9/0.0)
タイム:1.48.2
ラップ:12.8-11.1-12.3-12.8-12.6-12.4-11.7-11.2-11.3
三分割:36.2-37.8-34.2
JRAレーシングビュワー(成績/映像)
【回顧】
過去3年の共同通信杯と比較すると、テンおよび中盤が最も遅く上がり3Fが最も速い、スローの瞬発力戦となった。緩いペースで流れた前半は、先手を取ったハンソデバンドが頭をイヤイヤさせ、その直後でアリゼオが口を割り、出負けしたダノンシャンティもまた前との間隔が詰まって頭を高く上げるなど、折り合いをつけるのに苦労する騎手の姿が目立った。これだけ緩い流れになれば、もちろん先行馬が圧倒的に有利なレースでもあり、マイル戦において好位から押し切る競馬で結果を出してきたハンソデバンドは、展開を味方につけての勝利。ダノンシャンティは敗れたとはいえ、立ち遅れたことでこれまでよりも位置取りが後方になってしまったことや、馬込みに入ってしまい動けなかったことなど、不利な展開のなかでのハナ差2着。勝ち馬以上に強い競馬だった。3着のアリゼオは、勝ち馬をマークしつつ好位を追走。この流れは同馬にとっても絶好の展開だったはずだが、道中掛かっていたことが原因なのか、ハンソデバンドを交わせず、ダノンシャンティにも差されてしまった。クラシックに向けては、ダノンシャンティは依然有力。展開に恵まれた1、3着馬は次走のレースぶりをしっかり見てから評価したい。
【注目馬】
5着 アースステップ[6-5-5](36.8-34.2)
6着 タイセイレジェンド[6-5-7](36.8-34.0)
スローの瞬発力勝負で切れ負けした2頭。アースステップは前走の京成杯も極端なスローの瞬発力勝負で切れ負けしていた。ここ2走とも失速はしておらず、むしろ最後はじりじり伸びてきている。底力がどれほどのものかまだ未知の部分はあるが、どこかで狙えそう。タイセイレジェンドは、札幌の新馬・未勝利戦でアドマイヤテンクウ、ガルボ、レッドスパークル、ヤングアットハートに勝ってきた素質馬。休み明けを叩かれて一変する可能性あり。
【レース後のコメント】
1着 ハンソデバンド
「ペースも遅くて折り合いをつけるのが大変だった。フットワークのいい馬で、真面目な馬」(蛯名騎手)
2着 ダノンシャンティ
「馬は物凄く良かった。前半出負け気味だったので出して行った。そうしたら前の馬との間隔が詰まって頭を上げていた。ペースがもう少し上がってくれたらと思うが、スローであれだけの脚が使えるのは将来性がある」(吉田豊騎手)
「スタートで出負けして出して行った分、掛かってしまった。距離はもう少しあった方がいい。東京はどうもハナ差負けが多い」(松田国調教師)
3着 アリゼオ
「道中少し掛かっていた。その分、直線十分に伸びなかった。馬込みが嫌らしく、リラックスして走っていなかった。もう少し前で競馬をしても良かったかも。馬がもっとリラックスして走れるといいと思う」(ルメール騎手)
4着 ダイワアセット
「馬は落ち着いていたと思う。ゲートもスムースで、枠も良かったので好位で行ったが、少し力んで走っていた。力が入っていた分、直線反応出来なかった。前は3頭で競り合った分、こちらは1頭だったが、よく頑張っている」(北村宏騎手)
5着 アースステップ
「大きな馬で、折り合いもついて勝ち馬の後ろにいたが、決め脚勝負になると辛い。よく走っていると思う」(吉田隼騎手)
6着 タイセイレジェンド
「瞬発力勝負になってからぐいぐい来たように、久々でも能力を感じる走りは見せた」(三浦騎手)
7着 カワキタコマンド
「まだスタイルを模索中の馬。自分の形ができれば面白い」(武士沢騎手)
8着 カシマストロング
「出て行くのが少し早かったか。坂を上がったら同じ脚色になってしまった。もう少し前へつけられたらいい」(田中勝騎手)
9着 ガナール
「初の左回りで終始もたれていた。それがなければもう少し走れたはず」(坂井英騎手)
10着 ナシュワンヒーロー
「初の東京で少しイレ込んでいた。外枠も悪かった」(柴山騎手)
11着 ロジスプリング
「出負けして他の馬に寄せられて後ろからになってしまった」(柴田善騎手)
12着 タイムカード
「前で流れに乗れたが、切れ味の面で劣ってしまった」(勝浦騎手)
13着 リザルヴ
「芝は初めてだったし、いろんな面で初モノ尽くしだった」(後藤浩騎手)