【結果】
1着 エイシンフラッシュ[3-3-3-3](37.6-34.9)
2着 アドマイヤテンクウ[1-1-1-1](37.2-35.2/0.0)
3着 レッドスパークル[7-7-8-9](37.9-35.0/0.4)
タイム:2.03.6
ラップ:12.5-11.1-13.6-12.7-13.3-12.6-12.6-12.4-11.4-11.4
三分割:37.2-51.2-35.2
二分割:63.2-60.4
JRAレーシングビュワー(成績/映像)
【回顧】
アドマイヤテンクウが押し出される形でハナを切った。スローに流れる可能性の高いレースで同馬を勝たせるための安藤騎手の好判断ではあったが、逃げると思われたログの北村浩騎手がすんなり控えてしまい、他に無理に競りかけるような馬もいなかったことが、結果的に前後半63.2/60.4秒の超絶スローペースを生んでしまった。しかも、ラスト3Fのラップ[12.4-11.4-11.4]が示すとおり、実質ラスト2Fのヨーイドン勝負。こうなると後ろにいた馬には手も足も出ない展開。
前にいたエイシンフラッシュとアドマイヤテンクウは展開の恩恵を十二分に受けての1、2着。レッドスパークルは出遅れてテンでモタつき、終始内で動くに動けなかったが、最後は馬群を割ってしっかり良い脚を使って3着を確保した。展開が不利だったことを考慮すれば着差0.4秒は相殺できる。よって上位3頭の評価は現状横並び。エイシンフラッシュはここでも持ち前の器用さと瞬発力をフルに活かすことができた。アドマイヤテンクウは先行してまずまずの結果を出せたこと、レッドスパークルは馬群を上手く抜け出せたことは収穫であった。しかし、同日同舞台で行われた3歳未勝利の時計が2.02.8だったことを考えると、レースレベル自体に疑問が残る。
【レース後のコメント】
1着 エイシンフラッシュ
「差し返されそうだったがよく凌いでくれた。元々スタートはうまい馬。行く馬がいなければ行こうと思っていたが、安藤さんが行ったね。真面目すぎるくらい真面目な馬。難しいところはない。ペースが遅いし、アドマイヤテンクウがしぶといので3コーナー前からゴーサインを出して行った。まだ背中は緩いんがいい感じの馬」(横山典騎手)
「前走もゴール前で力を抜いてしまう。それで並ぶとまた走るというところがある。まだ体が出来ていないが、ジョッキーはウチの馬にもよく乗ってくれているので、馬の作り方をよく理解して負担の掛からない乗り方をしてくれた」(藤原英調教師)
2着 アドマイヤテンクウ
「返し馬で大分しっかりしてきたと感じた。他が行かなかったから逃げる形に。手前を替えるのにモタモタして、そこで勝ち馬に一気にこられた。最後は差し返すところも見せてくれた。使い込んで良くなっていく馬」(安藤勝騎手)
「これまで後ろからの競馬をしていた馬が、ああいう前で競馬をすることが出来るということが分かったのは良かった」(松田博調教師)
3着 レッドスパークル
「逃げる馬の後ろでレースをしようと思っていたが、ゲートの中でうるさいところを出して立ち遅れてしまった。ペースが遅くて道中は動くに動けない形。厳しい競馬だったが、終いはここまできた。やはり走る馬。若さが抜けてくれば」(藤田騎手)
「今日は展開がすべて。あれだけのスローペースはこの馬には辛い。最後いい脚を使っているだけに残念。」(藤岡健調教師)
4着 フラガラッハ
「芝は大丈夫だったが、テンションが高く、序盤に少し掛かっていた。まだ成長途上、器用さが身についていないから動きたいところで動けない。内で揉まれるよりは、外枠で気分良く運べてよかったのだが……」(田中勝騎手)
「今日は普段よりイレ込んでいた。外枠も前に壁が作れず痛かった。もう少し内枠だったら良かったが、流れも遅かった。いい勉強になった。これからも芝の路線で行く」(松永幹調教師)
5着 アースステップ
「勝つ気で行ったが、流れが遅くて動くに動けなかった。最後は伸びているが、ヨーイドンの展開になってしまい流れが向かなかった」(吉田隼騎手)
6着 ログ
「今日は押し出される形で2番手の競馬に。現時点では力の差を感じたが、これからやっていける感触も掴んだ」(北村浩騎手)
7着 ローグランド
「ペースが遅すぎた。もう少しバラける展開になればまた違った」(吉田豊騎手)
8着 ブルーグラス
「ペースが遅すぎた。攻め馬でも前向きさが出てきて、掛かるようになってきたし、中山コースもあまり合っていない感じ」(松岡騎手)
9着 タイムチェイサー
「スタートもスムーズ、前に行こうとも思っていなかったので予定通りのレースができた。馬込みに入れることが課題だったが、4角までうまくできて、リズム良く運べた。最後は伸び負け。瞬発力の差が出た」(後藤騎手)
10着 テンノウセイ
「ゲートの中でも我慢できた。最後後ろにモタれてしまって、この馬としてはゆっくり出る形に。芝は問題ない。ヨーイドンでは分が悪くて追い込めなかった」(北村宏騎手)
11着 トーセンマリーン
「乗り味はいいが、まだ若い。とにかくペースが遅かった」(木幡騎手)
12着 フーガフューグ
「厳しい展開だった。もう少し流れてくれたら良かった。この馬の良さが生きない流れになってしまった」(的場騎手)
13着 ブルーソックス
「前半掛かった分だけ最後に伸びきれなかった。もう少し短い方が良さそう」(クラストゥス騎手)