【展望】阪神牝馬S
- 2010年 4月 8日
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阪神牝馬S(芝1400m)
阪神芝1400mは、個人的に何とも傾向の掴みづらい舞台です。ということで、まずは、同じ舞台で行われるフィリーズRの展望で治郎丸さんの挙げたポイントを僕なりにおさらいしてみます。
フィリーズR(阪神芝1400)は、桜花賞トライアルレースではあるものの、距離に自信のない馬がこちらに目標を定めてくるため、自然と短距離で好走してきたスピード馬が多く揃う。よって、ペースが速くなる傾向が強く、ここを勝つためには、ハイペースを追走して、さらにもうひと踏ん張りできるパワーが要求される。瞬発力よりは、地脚の強い馬に向いているレース(2009年の勝ち馬ワンカラットが典型的)。ダートで実績のある馬がしばしば穴を開けるのもそのため。
先週ダッシャーゴーゴーを狙って惨敗したマーガレットSも舞台は阪神芝1400m。実際このレースは、上記のフィリーズRの傾向に近いレースだったと思われます。
2010/04/03 マーガレットS 1.21.3(34.7-11.7-34.9)
2010/03/28 心斎橋S 1.21.4(34.7-11.5-35.2)
2010/03/20 須磨特別 1.21.2(34.3-11.6-35.3)
2010/02/28 阪急杯 1.21.4(35.0-11.2-35.3)
若駒戦であることを考えると、この時計はなかなか優秀ですね。外枠から早めに前へ出していき、結果的に逃げるかたちとなったダッシャーゴーゴーは、前半で脚を使った分最後は失速してしまった模様。斤量57kgも応えたのかもしれません。ひるがえってみれば、勝ったシゲルモトナリも2着のエーシンウェズンも、「ハイペースを追走して、さらにもうひと踏ん張りできるパワー」を備えた馬でした。ラップ的にはほぼミドルペースでしたので、先行した2頭と少し間隔を開けて3番手をロスなく運んだシゲルモトナリは、最もスムーズな競馬をすることができました。今年の阪急杯で言えば、エーシンフォワードが通ったポジションですね。クロッカスSはインプレスウィナーの2着、アーリントンCではコスモセンサーの4着ですから、このメンバーでは実力上位でしたし、1400mがぴったりの印象。エーシンウェズンは、前走同舞台でツルマルジュピターの刻んだハイペースラップ(テン3F=33.7秒/4F=45.3秒)を、徐々に位置取りを上げつつ追走し、2着に粘り込みました。シゲルモトナリを交わせなかったのは外を回した分でしょう。3着のナリタスプリングはダート→芝替わりの馬でしたね。
さて、今年の阪神牝馬S。ヒカルアマランサス、ブロードストリート、ワンカラットが人気を分け合いそうです。阪神芝1400mへの適性を重視するなら、昨年のフィリーズRの勝ち馬でもあり、阪急杯では強い牡馬を相手にエーシンフォワードの2着に粘ったワンカラットが最有力でしょう。同馬にとっては絶好の条件が揃いました。ヒカルアマランサスは、京都牝馬Sで見せた末脚が驚異的でしたが、一方で嵌った印象も強く、素直に信頼するべきかどうか迷います。傾向通りの流れになれば差し損ねる可能性も出てきますし、内枠を引いたりすれば、いっそのこと消して妙味を追求したほうが面白いかもしれません。ブロードストリートもまた、休み明けで挑んだ六甲Sの凡走ぶりからは、体調が万全とは言い難く、全幅の信頼は置けないような気がします。
ヒカルアマランサスが人気するなら、妙味的には、ユートピアSで同馬を子供扱いしたラドラーダのほうが面白そうです。ただし、休み明けであることに加え、ヒカルアマランサス同様、末脚不発の可能性もありますので、枠順次第というところでしょうか。手元のGallopでは無印なんですが、いくらなんでも嘘でしょう? 誤植でしょうか。たぶんそこそこ人気しますよね。鞍上も安藤勝騎手ですし。
さらに、阪神芝1400mへの適性から穴馬をピックアップするなら、ストリートスタイルとマイネエスポワールの2頭。阪神芝7Fでやたらとパフォーマンスが上昇しているのがこれ見よがしに分かるので穴人気しそうですが、3連系の馬券を買うならヒモにおさえておきたい2頭です。
これといった逃げ馬不在で、展開予想の難しい一戦ですが、枠順が出てからしっかり予想したいと思います。