無銭飲食容疑者たちの宴
日曜日はスプリングSを観戦しに中山競馬場へ。土曜の深夜から予想に取りかかり、朝方にアップを済ませると10時過ぎまで睡眠。目覚まし時計に起こされ支度を済ませると、東西線に揺られて西船橋まで。そこからバスで中山競馬場に到着したのが午後1時。出走時間が少し遅れていたので、6Rのフラガラッハの走りを観ることができた。外枠で一番人気だったので馬券は見送る。ゲートが開くとフラガラッハがまたまた大きく出遅れ! またかよー!と周りが笑い声まじりでどよめく。出遅れたフラガラッハはといえば悠々と外々を回って位置取りをぐんぐん上げていき、4角8番手からごぼう抜きで圧勝。この気性難さえなければ強い馬なんだけどなぁ。
その後は珈琲を飲みながら競馬新聞とにらめっこ。2時くらいにClassic Reportのりゅうさんと合流。いやー、一年以上お会いしてなかったが、初めて会ったときと全然変わってない。挨拶を済ませ、まずは一服とガラスケースの中で「最近の若者は煙草吸わんねー」などとしばし歓談。いろいろお話しながら、普段は手を出さないようなレースの馬券をちびちび購入。
阪神9R 但馬S
◎(6)タガノファントム
単勝 (6) 1000円
複勝 (6) 1000円
中山9R 浅草特別
◎(4)フェスティヴナイト
単勝 (4) 500円
複勝 (4) 500円
ワイド (1)◆(4) 300円
ワイド (2)◆(4) 300円
阪神10R 六甲S
◎(5)テイエムアタック
○(13)ブロードストリート
3連複フォメ (5)(13)→(1)(9)(11)(13)→(1)(2)(9)(11)(15) 100円×23点
浅草特別だけ的中するも結局+250円。飲み代確保失敗。新聞だけ見て予想しても、まあこんなもんですよね。
東西メインにすべてを託し、まずはターフビジョンで阪神大賞典を観戦。ホクトスルタンが失速するかわりに外から白いメイショウベルーガが伸びてきたのは見えたが、結局どの馬が勝ったのか全然分からず、レースが終わってからりゅうさんにトウカイトリックが勝ったことを知らされガッツポーズ! 結果は◎→▲→○の入着で馬券は総取り。いやー、これは本当に嬉しかった。
間もなくスプリングSが始まる。アリゼオがハナを奪ったときはこの馬は飛んだなと思ったが、逃げ切っちゃったのには驚いた。連を外すことはないだろうと思っていたローズキングダムはまさかの3着。位置取り後ろ過ぎたんじゃないかなぁ。コマキング大丈夫なのかね!? 人気薄のゲシュタルトを2着に持ってきたのは勝浦騎手。勝浦騎手が人気薄の馬で内枠引いたときは、2、3着欄のマークを忘れないように。
りゅうさんは残念ながら両メイン外してしまったが、特に気まずい雰囲気にもならないのは助かった。ていうか、りゅうさんは、若葉Sも弥生賞もアルメリア賞もアネモネSもチューリップ賞もすべて3連単を的中されてる超ツワモノなので、そんな心配いらないのです。
その後すぐに西船橋駅前の居酒屋へ移動。5時くらいからビールをガンガン飲みながらお互いの近況や競馬や予想法について話しまくる。感動的だったのは、りゅうさんが、ブログに上げている予想に至るまでのプロセスの部分で、もうびっくりするくらいの努力していること。ラップ分析のためにexcelのマクロをマスターし(しかもそのスキルを仕事でもしっかり活用されてるところがまた素晴らしい!)、相当な工夫を凝らしてラップのミクロな部分まで分析しているというのだ。
持参した馬柱も蛍光マーカーがいたるところに引いてあり、3連単をバシバシ的中されているのも納得。これは見習わなきゃ。りゅうさんには僕のラップ分析のバイブルでもある半笑いさんの著作をお貸しする。ラップについて二人でいろいろ話しているうちに、ラスト4Fのラップに着目する分析術はけっこう使えるのではないかと盛り上がる。これはいずれどこかでまとめてみたいと思う。
事件が起こったのは店を出た時。
居酒屋の店長が追いかけてきて「支払いを頂いていないのですが」ときた。えー!? 払ったよ!! 競馬で大勝したし、無銭飲食なんてするわけがない。僕は代金を請求書の上に確かに置いたし、お釣りを財布に入れたのも覚えてはいる。まず、店長にレジのなかのお金を数えてもらう。が、やっぱり僕らの代金分がマイナスだという。じゃあ、監視カメラの映像で確認できないの?と迫ると、残念ながら僕らのいた席には設置されていないという。
僕の記憶だと、昼に西船橋駅に着いた時、財布の中には諭吉が1枚と数千円入っていたと思う。駅の近くのATMで3万円を降ろしたから、その時点で諭吉は4枚。最初に馬券を買う時諭吉を1枚崩したのを覚えている。両メインレースを買う時にもう1枚諭吉を崩した。そして、この店の代金を払った時にもう1枚諭吉を出したので、財布には諭吉が1枚残っている。もし払っていないのなら、諭吉は2枚あるはずで、やっぱり1枚しかないから払ってるはずなんだけど。というようなやり取りをするが、一向にラチが明かない。
確かにこうなってしまうと、店側は代金が支払われていないことを証明できないし、僕らも代金を払ったことを証明できない。レジに金がない事実と払ったという記憶だけしかないのだから。とりあえず警察呼んでよ、ということで店長に交番へ連絡してもらうことに。で、警官が2人来たんだけど、これがまたドラマに出てくるようなまだキャリアの浅そうな若造と人情味はありそうではある年配の二人組。
いちおう、それぞれの言い分を聞いてもらうが、結局落ち着いた結論は、お店とお客さんで話し合って決めるしかないねぇ、というもの。こういうケース、どうするのが普通なの?と警官に尋ねると、うーん、まあ、お客さんも払ったという「記憶」しかないんだよね? 記憶違いってことが否定できないわけだし、このお店も信頼あっての客商売だからねぇ、客からこんなかたちでお金をくすねるようなことは考えづらいでしょ、ここは取りあえず払っておいたらどう? みたいな流れになった。従業員の誰かがくすねた可能性もあると思うのだが、財布に入れてたらもう何も分からないし、いまここで店内を隈なく捜索してもらうわけにもいかない。結局しぶしぶ金を渡し、連絡先を教えて店を出た。
僕の財布には数千円しか残っていない。
釈然としないなぁと思っている僕に、りゅうさんの「こうなったら飲み直しますか~」の一声で2軒目に突入。ビールをパカパカ空けながら、閉店時間まで競馬の話で盛り上がった。いやーまさか無銭飲食容疑をかけられるとは思ってもいなかったが、阪神大章典をがっつり当てたことだし、りゅうさんとも素晴らしいひと時を過ごせたことだし、よしとするか。りゅうさん、また飲みましょうね。

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