母方の実家は函館から車で1時間ほどの海沿いにある椴法華(とどほっけ)村という小さな村。今回の遠征の目的のひとつは、母親の帰省に合わせて僕と弟も椴法華村へ行き、じいちゃんばあちゃんに会うことだった。駅まで迎えに来てくれた函館の伯父さんの車に揺られて村へ到着し、じいちゃんばあちゃんと久々の再会。その日はみんなで「ひろめ荘」という温泉ホテルに一泊。広い温泉で身体を癒し、美味しい料理を満喫した。ウニにホッケにサーモンに、北海道の海鮮ものは何でも旨い。その中でも僕が最も好きなのはイカの刺身。獲れたてなので歯ごたえもコリコリ、甘みも旨味も、居酒屋で出てくる白くてねっとりしたイカの刺身とは全然違うのです。これを白飯のように頂くのが抜群に美味しいのだ。もちろん3杯おかわりした♪

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翌日は椴法華村に戻り、一日まったり過ごす。村には競馬新聞はおろかスポーツ紙すら売っていないので、隣町(村?)まで伯父さんに車で連れていってもらい、コンビニでスポニチを購入。弟と馬柱を眺めて予想しては、ラジオNIKKEIの中継を聴きながらこっそり競馬を愉しむ。なぜこっそりかというと、孫が競馬にイレ込んでるなんて聞くと、じいちゃんばあちゃんが心配しちゃうから。こればかりはしかたないですねぇ。

じいちゃん「おめたち明日はどこさ行く?」
僕「函館(競馬場)を一日満喫してくるよ!」

って感じで嘘はついてないでしょ(笑)

夕方になり、お別れの時。この日は函館の伯父さん宅に泊めてもらうことになった。短い間だったけど、じいちゃんもばあちゃんも歳取って小さくなったなぁと思いつつも、ほうっておくと「こら!ばばあ!」「こら!じじい!」とふたりでコントを始める元気な姿を見ることができて安心した。「おめたちさ会うのもこれで最後だべ」って別れ際に言い始めるようになってからウン十年経つし、まだまだ大丈夫でしょ。また来年会いに行きたいね。

僕と弟にとって青天の霹靂だったのは、椴法華村を去り函館市に到着したこの日、とある穴馬券師と出会い、翌日函館競馬場で一緒に馬券を打つ機会が訪れたことである。かつての職場では「競馬の神様」と呼ばれ、この人の買い目で美味しい思いをした同僚は数知れず、穴党であるにもかかわらず(であるからこそ?)、年間回収率は140%を超える実力者。穴馬券師ではあるがオッズは気にしない。競馬新聞の印などいっさい信用しない。人気の有無にかかわらず、ひたすら自分の好きな馬、自分が強いと思う馬、注目している馬を買う。そういう意味では、穴馬券師と呼ぶのは間違いかもしれない。馬券は昔からずっと馬連のみ。3~5点で仕留める。2001年菊花賞のメモリアル馬券を見せてもらった。

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マンハッタンカフェとマイネルデスポットの馬連配当はなんと46210円! いやー、いつかこんな馬券を僕も当てたいなぁ。「函館2歳S、僕はたぶん1番人気のマイネショコラーデが本命なんだけど、どの馬から攻めるの?」と訊ねたら、「コットンフィールドだよ」と伯父さんはニヤリと笑みを浮かべた。